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家族葬のお布施はいくら?費用相場や僧侶に渡す際のマナーを解説

投稿:2023/12/12 更新:2024/11/24

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お布施とは、僧侶に読経をしてもらったり戒名を授けていただいたりした際に、お礼として渡す金銭のことです。葬儀を執り行う際は基本的に必要となるものです。

一般葬と同じく親族や知人などの小規模で執り行う家族葬の場合も、僧侶を呼んで式を行います。どの程度の金額を渡せばよいのか、また渡すタイミングはいつなのかなど、さまざまな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

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そこで今回は、家族葬のお布施を渡す上で知っておきたいマナーや費用相場(※)、包み方などを解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

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家族葬でも僧侶にお布施を渡す必要がある?

お布施とは僧侶に読経していただいたり、戒名を授けていただいたりした際に、お礼として渡す金銭のことです。一般葬・家族葬にかかわらず、僧侶をお呼びした場合はお布施を渡すのが望ましいでしょう。

もともとお布施は読経や戒名などに対するものではなく、ご本尊に捧げるものです。お布施はご本尊をお守りしている寺院の維持のために使われます。

また葬儀社を通して依頼した場合は、すでに葬儀プランにお布施の料金が含まれていることもあります。プランにお布施が含まれているのか、または別途僧侶にお布施を渡す必要があるのかは、支払い前に葬儀社に確認を取りましょう。

家族葬のお布施の費用相場を解説

お布施に包む際の金額として、いくらが妥当なのか分からない方のために、費用相場や金額の上限について解説します。

お布施の費用相場は15万〜20万円程

あくまでもお布施はお礼という位置付けになるため、金額に明確な決まりはなく、一般葬と家族葬で金額が変わることはありません。

地域や宗派、寺院との関わりなどよって異なりますが、15万円以上が相場とされています。関東圏や近畿地方の相場は、20万円以上とやや高い傾向にあるのが特徴です。

またお布施の内訳として読経の他に、故人に授けられた戒名に対して支払う「戒名料」、僧侶の移動にかかる「お車代」、葬儀の会食への参加を辞退した場合に用意する「御膳料」などがあります。それぞれの料金の相場を合わせると、40万〜50万円程がお布施の目安となるでしょう。

御布施(おふせ)っていくら渡せばいいの?御布施の相場や渡すときの注意点を解説

お布施の金額にはNGがない

香典は死(四)や苦(九)を連想させるような数字や、割り切れる偶数の金額は縁起が悪いということでNGとされていますが、お布施にはそのようなマナーはないので、数字や金額に縛られずにご自身で決められます。

しかし中途半端な金額で渡すと相手の手間を取る可能性があるため、千円単位で渡すなどは避け、できるだけ切りのよい金額でお布施を包むようにしてください。

家族葬のお布施にかかる内訳をご紹介

お布施の内訳は主に読経料と戒名料ですが、場合によっては戒名料が不要だったり、お車代や御膳料などが別途必要になったりすることがあります。ここからは以下の流れでお布施の内訳について掘り下げ、それぞれの概要や費用の相場について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

● 僧侶の読経料
● お布施とは別にお渡しするお車代
● 戒名料
● 御膳料

僧侶の読経料

読経料は、故人のためにお経を読んでくださった僧侶へのお礼です。ただし、葬儀内容を自由に選べる家族葬には、お経を読まない無宗教形式もあり、その場合は読経料が不要となります。

金額は参列する人数や日数によっても異なりますが、15万〜30万円程が相場です。

また地域によっては、お供の僧侶を連れて複数名に読経をしてもらうこともあります。この場合のお布施は個別に渡すのがマナーとされ、金額の目安は1人あたり5万〜10万円程です。お供の僧侶への金額については、事前に導師へ確認しておくのがよいでしょう。

お布施とは別にお渡しするお車代

お車代は僧侶が自宅や葬儀場まで移動する際にかかる費用を指し、お布施とは別に渡すのが一般的です。

金額は大体5,000〜1万円が相場とされています。僧侶が遠方から来る場合は、交通費と合わせて宿泊費が必要になる可能性もあるため、1万円程度上乗せして渡すようにしましょう。

事前に寺院から葬儀場までの交通費を計算し、おおよその費用を想定しておくと、のちの精算がスムーズに行えます。

戒名料

戒名料とは、故人に戒名を授けてもらったお礼として僧侶に渡す金銭のことを指します。戒名料は、戒名の位によって金額が変動するため、定額ではありません。

基本的に戒名の位は先祖に合わせることになりますが、故人の生前の社会的地位や菩提寺との付き合いの深さなどによっても異なります。

また戒名の金額は地域によっても変わるので注意が必要です。関東圏の相場は20万〜50万円程で、戒名が上位になると100万円以上になるケースも多くあります。一方北海道圏は10万円以上が相場で、戒名が上位でも20万〜30万円程度と比較的低価格です。

中にはお布施と別に戒名料として支払うケースもあるため、事前に菩提寺や葬儀社に相談するのがよいでしょう。

御膳料

御膳料とは通夜・告別式後の会食に僧侶が参加しない場合に渡す金銭のことです。喪家の意向によっては読経後に会食をしないことがありますが、この際も御膳料が必要です。

食事内容によって金額は変動するものの、大体の目安としては5,000〜2万円ほどになります。ただし僧侶が会食に参加するときや、引き出物としてお弁当を渡した場合は、御膳料を払う必要はないので注意しましょう。

家族葬のお布施相場は宗派によって異なる

2020年2月に「株式会社鎌倉新書」が実施した調査によると、お布施の全国平均は23万6,900円という結果が出ています。ただし上述したように、お布施の平均額は地域によって変わるので、地方別の相場を参考にするのがよいでしょう。

以下は地域別に出したお布施の平均額 です。

・北海道・東北地方:31万円程
・関東地方:29万円程
・中部地方:25万円程
・中国・四国地方:20万円程
・近畿地方:21万円程
・九州地方:17万円程

地域ごとにここまで金額に差が出る理由は、葬儀の形式によるものではありません。地域ごとの習慣や宗派の違い、戒名の位などによって変動します。

家族葬でお布施を包む際のマナー

家族葬でお布施を包む際は、封筒の種類や渡すタイミングなど、知っておかなければならないマナーが多くあります。ここからは、お布施を渡す際の5つの注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

● 基本的に白無地の封筒を使用する
● 新札を用意して向きに注意する
● 和紙でお布施を包む
● お布施は葬儀の開始前に渡す
● お布施・お車代・御膳料は分ける

基本的に白無地の封筒を使用する

お布施を包むのに使う封筒は、宗派や寺院に関係なく使える白色の無地を選ぶのが一般的です。場合によっては、水引がついた不祝儀袋(香典袋)を利用することもあります。例えば5万円以上のお布施を包むときのみ、銀色の水引がついた不祝儀袋が使用されたり、四十九日までの仏事には白黒の水引がついた不祝儀袋が使用されたりします。

原則としてお布施を包む封筒に水引は必要ありませんが、関西地方の一部では、黄色の水引がついた不祝儀袋が使用されるなど、中には水引のある不祝儀袋を選ぶ地域もあるので、事前に親戚や寺院に確認するのがよいでしょう。

新札を用意して向きに注意する

お布施を包む際は、封筒の表にお札の肖像画が合わさるように入れます。またお札の向きは、封筒の表を上にして開封したときに、始めにお札の肖像画が見えるように入っていれば正しい向きです。

一方、香典は封筒の裏にお札の肖像画を合わせ、かつ肖像画が下になるように入れるのがマナーなので、間違えないように注意しましょう。肖像画を見せないようにして香典を包む理由は、突然の訃報に顔を伏せて悲しんでいるという様子を伝えるためといわれています。

和紙でお布施を包む

お布施は白無地の封筒に包むのが一般的です。不幸が重なることを連想させるような二重封筒やお札が透けるような薄い封筒は避け、厚手の封筒を選ぶのが良しとされています。

ただしお布施の正式な包み方は、封筒ではなく「奉書紙」と呼ばれる伝統的な和紙を使って包むのが、正しい方法とされています。奉書紙は文具店や量販店などで購入できるので、用意できる方は奉書紙でお布施を包みましょう。また奉書紙を使ってお布施を包む際は、以下の流れで包みます。

1. お金を中袋へ入れる
2. 奉書紙をひし形に広げ、中袋を中央からやや左側に置く
3. 奉書紙の端を左、右、下、上の順で折る
4. 折り返しが上になるようにする

お布施は葬儀の開始前に渡す

お布施を渡すタイミングには、特に明確な決まりがあるわけではありません。基本的には僧侶が式場に到着すると、葬儀社のスタッフが喪主に伝えてくれるので、そのタイミングで僧侶へのあいさつと共にお布施を渡すとスマートです。

お布施を渡す際は「本日はお勤めのほど、よろしくお願いいたします」「本日は〇〇(故人の名)のためにお越しいただきありがとうございます」など、お礼の言葉を添えて渡しましょう。

本来は後日お寺に伺ってお渡しするのが丁寧とされていますが、喪主が離れて住んでいるケースや葬儀後も手続きなど忙しい喪主を配慮して、葬儀の開始前にお渡しするのが一般的になっています。

お布施・お車代・御膳料は分ける

読経料と戒名料はどちらも宗教的行為に対するお礼なので、お布施として一つの封筒にまとめて入れても問題ありません。ただしより丁寧な印象を与えるためにも、お車代と御膳料は、お布施とは別にそれぞれの封筒に入れて渡しましょう。

封筒の種類に決まりはありませんが、すべて白の無地を選ぶのが無難です。封筒の表にはそれぞれ「御膳料」「お車代」と書きます。

僧侶に渡す際は、お車代、御膳料、お布施の順番に重ね、お布施の封筒が一番上になるようにして差し出すのが基本です。

お布施は菩提寺がない場合でも必要な理由

菩提寺とは自分の先祖代々のお墓がある寺院のことです。菩提寺がある場合は宗派などもその寺院と同じになるので、しきたりやマナー、葬儀の流れ、作法なども菩提寺に合わせて行います。

菩提寺や付き合いのある僧侶がいない場合は、葬儀社に依頼して読経をしてくれる僧侶を紹介してもらうのが一般的です。この場合もお布施は必要となるため、どのくらいの金額になるのか葬儀社の担当者へ相談しましょう。

僧侶へのお布施を安くする方法

僧侶へのお布施は地域や人数などによって相場は異なるものの、全国平均はおよそ24万円 とご葬儀費用の中でも多くの割合を占め ます。ここからは、お布施の価格を抑えるためのポイントについて紹介します。

戒名を一般的なものにする

前述したとおり、お布施には戒名料も含まれているため、費用 を抑えたい場合は戒名を一般的な位のものにするというのも一つの手です。

曹洞宗の僧侶に頼むケースを例に、戒名の位によってどこまで価格に差が出るのか比較してみましょう。最も高い戒名である「院居士・院大姉」にした場合、戒名料は100万円以上かかります。

一方、一般的な戒名である「信士・信女」にした場合、お布施は30万〜50万円程度とほぼ半額までコストを抑えられます。

先祖代々の慣習や寺院の教えなどを事前に把握した上で、戒名の位の重要性と価格のバランスについて、親族と相談して決めるのがよいでしょう。

お布施の費用に関して相談してみる

普段から菩提寺にお世話になっている方は、事前に相談してお布施の費用を抑えてもらう方法もあります。

必ずしも要望に応じてもらえるとは限りませんが、普段からコミュニケーションを取っていて関係性を築けている方は、事前に相談すれば応じてくれることもあるかもしれません。

ただしあくまでもお布施はお礼として渡すものなので、その地域の相場やマナーなども一緒に聞きながら相談してください。

葬儀社に相談する

葬儀社を通して僧侶に依頼した場合は、葬儀社が提携している寺院のお布施の金額が高すぎるケースもあります。そういった場合は、少しでも価格を抑えられる方法はないかどうか、直接葬儀社に相談しましょう。

事前に葬儀社に相談しておけば、葬儀社と付き合いのある寺院の中でお布施の金額が少ない僧侶を紹介してもらうといった対応をしてくれる可能性があります。

可能な限り費用を抑えられるよう、躊躇せずに葬儀社にきちんと相談することが大切です。

まとめ

僧侶へのお礼として渡すお布施には、いくつか内訳があり価格も異なる他、包み方や渡し方など意識したいマナーがいくつもあります。

お布施の価格を抑えたい場合は、葬儀社に相談するのも一つの手です。葬儀社によっては、付き合いのある寺院の中でお布施の金額が少ない僧侶を紹介してもらうなどの対応をしてもらえる可能性があります。

お布施の価格を含む、家族葬全般について相談したい方は、株式会社SECが提供している「小さいわが家のお葬式(旧わが家の家族葬)」をご利用ください。

わが家の家族葬にご相談いただければ、お布施の金額やマナーに関するお悩みも、徹底的にサポートいたします。また家族葬を執り行いたい方には無料のお見積もりサービスも実施しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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