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一日葬にかかる費用相場は30~50万円?流れや注意点も解説

投稿:2022/11/04 更新:2024/10/13

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参列者の高齢化、儀式に対する意識の変化などを背景に、葬儀は多様化・簡略化する傾向にあります。そうした中で増えているのが1日葬です。1日葬では、従来のように2日間かけて葬儀を行うのでなく、1日で全てを執り行います。ただし、1日葬はまだ、それほど一般的に行われている葬儀スタイルではありません。そこで本記事では1日葬の基本的な知識から、葬儀費用の相場や内訳、メリット・デメリットまでを紹介します。小さいわが家のお葬式(旧わが家の家族葬)の「1日葬プラン」は、税込319,000円(割引適応後料金)です。「1日葬プラン」の詳細は、下記リンクからご確認ください。

家族葬|1日葬プランの費用と流れ

《葬儀プラン・葬儀社選びのコツ》

「小さいわが家のお葬式」では、対象の施設をご利用の場合、すべてのプランで安置日数無制限で、安置料・ドライアイス料が無料。日延べの追加料金が発生しません。比較検討時の基準とすることをおすすめしています。 近年のドライアイスの原価高騰により葬儀社各社のプランの基本料金が値上げ傾向となっています。

炭酸ガス価格推移グラフ

また、プラン内容の見直しも行われいます。追加料金がかかるか否かは、各葬儀社によりことなります。 制限を設けている葬儀プランでは、既定の日数を超えると、1日ごとに5,000円~10,000円の追加料金が加算されてしまいます。
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1日葬とは?

1日葬は通夜を行わず、葬儀・告別式・火葬を1日で行う形式の葬儀です。一般的な葬儀では通夜と葬儀・告別式・火葬を2日間に分けて行いますが、1日葬では通夜を行いません。

1日葬の費用相場

1日葬で葬儀会社に支払う費用は、30万〜50万円程度が相場です。この金額には寺院の僧侶などの宗教者に支払う費用は含みません。宗教者に支払うお礼は別途必要なケースがほとんどです。

宗教者へのお礼は宗派や地域、戒名の有無や戒名の位によって変わります。相場は10万〜50万円程度です。

その他、葬儀の種類や様式別の葬儀費用は下記記事をご参照ください。
葬儀費用に関する記事一覧
直葬(火葬式)の相場
一般葬と家族葬の費用相場

1日葬の費用の内訳

1日葬の費用は、大きく次の4つに分類されます。

●葬儀自体にかかる費用
●施設にかかる費用
●参列者をもてなす費用
●宗教者にお礼として支払う費用

それぞれを紹介していきましょう。

葬儀自体にかかる費用

大きな割合を占めるのが、葬儀一式にかかる費用です。具体的には以下のような費用が含まれます。

●搬送費用:ご遺体を病院から安置場所へ搬送する寝台車の手配料や人件費
●安置費用:ご遺体を安置する場所やドライアイスなどにかかる費用
●お棺の費用:ご遺体を納める棺桶や死装束の費用
●遺影の費用:遺影写真の作成・修正や額縁の費用
●祭壇の費用:祭壇や水引幕、供花・お供え物の費用

これらの葬儀一式にかかる費用は、祭壇やお棺のグレードなどによって変わってきます。

施設にかかる費用

1日葬を行う施設は斎場と火葬場です。斎場使用料は葬儀会場の使用料金で、セレモニーホールなどを使用する場合にかかります。自宅で葬儀を執り行う場合は、斎場使用料は必要ありません。

火葬場では火葬炉や控室の使用料を支払います。火葬場は公営と民間でかかる費用は異なり、公営の火葬場は比較的費用を抑えられるのが特徴です。民間の火葬場は料金が高めでも、公営よりサービス内容が充実している傾向にあります。

参列者をもてなす費用

1日葬でも会葬礼状・当日返礼品・飲食接待費など、参列者をもてなす費用が必要です。

会葬礼状は葬儀が終わった後に送付するのが一般的でしたが、今は会場で返礼品とともに参列者に渡すのが主流です。会葬礼状と返礼品は参列者の人数によって費用が変わります。

飲食接待費は葬儀の際にふるまうお茶やお茶菓子にかかる費用です。これも参加人数によって費用が変わります。

宗教者にお礼として支払う費用

遺族が宗教者を呼ぶ葬儀では、宗教者へのお礼が必要です。仏式では読経や戒名を授かった謝礼として僧侶に「お布施」を支払います。神式では「ご神饌料」、キリスト教式では「献金」が必要です。宗教者へのお礼は、宗派や地域などによって異なります。

1日葬と一般葬の費用の違い

総務省の調査によれば、宗教者へのお礼を除いた費用は「葬儀料一式+飲食代+火葬料」の合計で120万円前後が相場とされています。ただし、1日葬では通夜を行いません。通夜ぶるまいの「飲食代」がかからない分、費用が安くなります。

出典:総務省「2020 年基準改定における冠婚葬祭サービス価格の把握について(案)」 https://www.stat.go.jp/info/kenkyu/cpi/pdf/011-1.pdf(2022-07-30)

1日葬の流れ

1日葬は前日に通夜を行わないだけで、葬儀・告別式・火葬の流れは通常とほとんど変わりません。ただし1日で進める分、準備などがあわただしくなることもあります。一般的な流れを確認しておきましょう。

死亡診断書の受け取り

まずは死亡診断書の取得が必要です。死亡診断書がなければ、葬儀や火葬に移ることが認められません。故人が病院に入院中に逝去した場合は、担当の医師が記入した死亡診断書を受け取ります。自宅で亡くなった場合、かかりつけ医に死亡診断書の作成を依頼します。

遺体の安置

次に葬儀会社に連絡して遺体の搬送を依頼します。ご遺体は亡くなった時間から24時間過ぎないと火葬が行えません。そのため1日葬までに自宅や斎場、葬儀会社の安置室などにご遺体を搬送して、葬儀まで安置しておく必要があります。

《安置についての関連記事》

葬儀の打ち合わせ

ご遺体を安置したら、葬儀会社の担当者と葬儀の詳細を打ち合わせましょう。打ち合わせでは喪主や会場を決めます。予想される参列者の数や葬儀の段取り、葬儀一式のグレードなど、遺族の希望を伝えた上で費用を決めましょう。

葬儀会社によっては死亡診断書の提出や火葬許可書の取得を代行してくれるところもあります。打ち合わせでは、そうした手続きの代行が可能かどうかも確認しておきましょう。

参列者への連絡

1日葬を行う日時が決まったら、親戚や故人と関係の深い人に葬儀の日時を伝えます。葬儀の案内では、故人の名前・享年・亡くなった日・1日葬の日程と場所・喪主の名前・連絡先などの情報が必要です。「1日葬のため、通夜は執り行わない」ことも伝えておきましょう。

納棺

1日葬の当日には納棺を行います。納棺とは遺体を棺の中に納める作業のことです。納棺の儀式には末期の水や湯灌などの一連の流れがあり、最後に死装束を着せます。以前は親族が納棺を行っていましたが、近年は葬儀会社や納棺師に任せるケースがほとんどです。

葬儀・告別式

開始時間になったら葬儀を行います。葬儀は故人や遺族の宗教・宗派のしきたりに則って、それぞれの作法で儀式が行われます。

告別式は故人と最後のお別れをする儀式です。喪主・遺族・参列者の順に焼香をして故人と最後の時間を過ごします。告別式は葬儀が終わった後に行われるのが一般的でしたが、最近は一緒に行うケースが大半です。

出棺

葬儀・告別式が終わったら、棺を閉じて式場から運び出し、霊柩車に乗せます。

霊柩車の扉が閉じられると、僧侶の打つ弔鐘や長めのクラクションとともに火葬場へ向けて出発するのが一般的です。

霊柩車に同乗するのは喪主など遺族の代表で、他の参列者はタクシーやマイクロバス、自家用車などで火葬場に移動します。

火葬・骨上げ

棺が火葬場へ着いたら、納めの式を行います。納めの式では、僧侶による読経や遺族による焼香を行うのが一般的です。その後、棺を火葬炉で荼毘に付します。火葬が終わったら、故人の骨を足下から順番に箸で拾う「骨上げ」を行い、骨壺に納めるのが一般的な流れです。

精進落とし

1日葬では一般的な葬儀で設けられる精進落としの席を設けないケースも少なくありません。ただし、参列者が少ない場合などに食事の席を設ける場合もあります。親族や故人と親しかった方と別途、食事の席を用意してもよいでしょう。

初七日法要

初七日法要とは、故人の逝去から7日目に行われる法要のことです。近年は改めて集まることが少なくなり、葬儀・告別式の当日にまとめて行う繰り上げ法要が増えました。繰り上げ法要は1日葬に限らず、一般葬でも執り行われるようになっています。

1日葬のメリット

1日葬には主に次の3つのメリットがあります。

●葬儀費用の負担が少なくなる ●遺族や参列者の負担が少なくなる ●遺族が故人との最後の時間を長く過ごせる

それぞれを具体的にみていきましょう。

葬儀費用の負担が少なくなる

1日葬では参列者をもてなす費用の一部が省けます。通夜がないため、通夜ぶるまいのコストが必要ありません。告別式後の精進落しを行わないなら、より接待飲食費が少なくなるでしょう。通夜を訪れた方に対する返礼品も必要ないため、その分だけ負担を抑えられます。

遺族や参列者の負担が少なくなる

1日で終わるため、高齢の家族がいる場合に肉体的な負担を減らせます。通夜と葬儀・告別式の2日間、参列者をもてなすには精神的な負担もかかります。葬式全般を取り仕切る喪主の負担も一般的な葬式に比べて少なくなるでしょう。

遺族が故人との最後の時間を長く過ごせる

通夜では夜遅くまで、故人の訃報に接して訪れる方への対応を行わなければなりません。通夜を行わない1日葬では家族が亡くなった身内と一緒に過ごせる時間も増えます。忙しさが悲しみを紛らわせることもありますが、葬儀の前日は静かに一緒の時間を過ごせるでしょう。

1日葬のデメリット

1日葬にはメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。

●参列できない人が出てくる可能性がある ●菩提寺が許可しない可能性がある ●会場費が通常の葬儀と変わらない可能性がある

具体的には次のようなことが想定されます。

参列できない人が出てくる可能性がある

「本葬には列席できないものの、通夜だけでも伺いたい」。1日葬ではそうした方が故人とお別れできない場合もあります。1日葬は昼間に行うことが多いため、平日で仕事や学校がある方は出席できない可能性もあるでしょう。後から「お線香だけでもあげたい」と希望する方への対応が必要な場合もあります。

菩提寺が許可しない可能性がある

1日葬は比較的新しい形式のため、伝統を重要視する菩提寺が許可しないケースも考えられます。菩提寺が慣わしを重視する寺院なら、事前に相談しておくことも必要です。

会場費が通常の葬儀と変わらない可能性がある

1日葬でも前日から会場を使用する場合には、会場費に2日分かかることがあります。

前日にご遺体を運んでおく場合、2日分の会場使用料が発生するかもしれません。前日から使用する場合の料金を葬儀会社に確認しておくことが大切です。

1日葬を行う際の注意点

1日葬は参加できない人が出てくることも想定されます。簡略化された形式のため、菩提寺や親族が難色を示す可能性もあります。次の点に注意しておきましょう。

親しい方には事前に連絡をしておく

1日葬を執り行う場合、宗派や地域の伝統を重んじる親族が反対する可能性もあります。1日葬を選ぶ場合、親族の理解が必要です。また故人と特に親しい方がいる場合、都合がつくかどうかを事前に確かめておくとよいでしょう。

菩提寺に事前に許可を取っておく

仏教では、通夜・告別式・火葬の流れを伝統的に重視しています。そうした伝統的な流れと異なる1日葬には菩提寺が反対するケースもあります。1日葬を行うなら遺族だけで決めず、事前に菩提寺の許可を取っておくのも大切です。

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Q家族葬とは、そもそもどんな葬儀ですか。

家族葬とは一般的には遺族や親族、または故人と生前親しくしていた友人などを含めた少人数で執り行う小規模な葬儀を指しており、明確な定義はありません。家族葬は一般葬と同様に、僧侶などの宗教者立ち合いのもとで通夜や告別式が行われ、葬儀の日程や進行も一般葬と同じ順序であることが多いです。基本的な部分は同じでも、家族葬の定義がないため主催者が葬儀のスタイルを自由に決めることができます。例えば家族葬としながらも参列する人数が多い場合もあれば、通夜を行わないで全工程を1日で終えてしまうこともあります。会食を行わなかったり、返礼品を省略したりするケースも多いです。 ※詳しくはこちら【家族葬とは…】

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