記事監修・作成:小さいわが家のお葬式(株式会社SEC)
お通夜と葬儀を終えて火葬した遺骨は、日を改めて納骨するのが一般的です。しかしさまざまな事情から、火葬後すぐに納骨したいと考える遺族もいるでしょう。
本記事では火葬後すぐに納骨してもよいのかについて解説します。また火葬当日に納骨する場合の事前準備や、注意点も紹介するので、スケジュールを立てる際の参考にしてみてください。
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基本的に、納骨をするタイミングはいつでも問題ありません。一般的には火葬から期間を開けて納骨するケースが多いですが、納骨時期に関して法律上の決まりはないため、自由に納骨日を決められます。
お墓がすでに用意されており、いつでも納骨できる環境が整っている場合、葬儀・告別式を終え、火葬をすればすぐに納骨可能です。
しかし遺族の中には、火葬後すぐに納骨をしてしまうと、故人との思い出に浸る時間が少ないと感じるケースもあります。
事前に遺族・親族間で納骨時期については相談し、了承を得た上でいつ納骨するのかを決めることが大切です。
また菩提寺がある場合は、僧侶に火葬後すぐに納骨しても問題ないか、前もって僧侶の予定を確認しましょう。
自宅に遺骨を置いておくスペースがない場合、火葬後すぐに納骨を希望するケースがあります。賃貸物件やマンションなどで、仏壇を設けていない状況だと、遺骨を置いておくことに抵抗があったり「遺骨が家にあると落ち着かない」と感じたりする場合が多いです。
他にも、納骨の際に親族が再び集まることが難しい場合も、火葬後すぐに納骨をする傾向にあります。遠方に親族が住んでいる場合、改めて納骨するとなると、仕事やすでに決まっていた予定に対する影響が生じたり、交通費や宿泊費の負担も大きくなったりするでしょう。
そのため、参列する親族に負担をかけないようにする目的で、葬儀から納骨まで一度で済ませようとする場合もあります。
火葬から納骨までの期間は、どのくらい開けるのが一般的なのでしょうか。
ここでは火葬を終えた遺骨を納める時期として、よくあるタイミングをご紹介します。
一般的に納骨がよく行われるのは、四十九日法要のタイミングです。
仏教において四十九日法要は、閻魔様によって最終的に裁かれ、魂の行き先が決まる重要な節目として考えられています。故人が極楽浄土に行けることを願って法要を行うタイミングであり、親族が集まりやすい傾向にあります。
しかしお墓を所有していなかった場合、亡くなってから購入・建設したとしても四十九日法要までに完成していないことが多いです。
亡くなったタイミングでお墓をすでに所有している場合に限り、四十九日法要で納骨を行うケースが多いです。
四十九日法要で納骨ができなかった場合、百箇日法要で納骨を行う場合もあります。
百箇日法要は「卒哭忌(そっこくき・そっこっき)」とも呼ばれており、故人が亡くなったことで悲しみに暮れる日々から卒業するという意味が込められています。
百箇日法要では自宅に近親者のみが集まり、僧侶に読経してもらう程度のコンパクトな法要となるのが一般的です。
大切な人が亡くなった悲しみを忘れることはありませんが、普段の生活に戻るための区切りとして百箇日法要と納骨を行うのも良いでしょう。納骨を済ませることで、気持ちを整理できる可能性があります。
新盆(または初盆)とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことです。
忌明けしてすぐに新盆を迎える場合は、新盆で納骨する場合もあります。
お盆の期間は仕事や学校が休みとなることが多く、家族や親族が集まりやすいです。参列できる人も多いことから、納骨するタイミングとして選ぶ方が多いでしょう。
しかしお寺は、お盆の時期が繁忙期となるのが一般的です。僧侶の都合が合わない可能性があるため、新盆で納骨を考えている場合は、早めに相談するのがおすすめです。
また夏場の暑い時期でもあるため、新盆での納骨は参列者の体調面へ配慮しましょう。
故人が亡くなってから一年後に当たる一周忌のタイミングで、納骨をするケースもあります。
大切な人が亡くなったことで気持ちの整理がつかない場合、できるだけ遺骨を手元に置いておきたいと考える人も多いでしょう。すぐには気持ちを整理できなくても、一年かけてようやく整理ができることもあります。
また一周忌は喪が明けるタイミングであり、納骨にも適した時期です。気持ちを整理できた場合は、一周忌を区切りとして納骨を行ってもよいでしょう。
三回忌とは、故人が亡くなってから2年後に当たる命日のことです。亡くなった日を一回目の忌日としてカウントするため、2年後が三回忌と呼ばれています。
基本的に納骨はいつ行っても問題ありません。しかし先延ばしにし過ぎると、納骨するタイミングを見失ってしまうため、遅くても三回忌までに納骨を選択する家庭が多いとされています。
お墓選びに時間がかかっていたり、なかなか気持ちを整理できなかったりする場合は、三回忌を納骨のタイミングとして考えてもよいでしょう。
先祖代々のお墓に納骨をせず、新しくお墓を立てる場合は、お墓ができたタイミングで納骨する場合があります。四十九日法要や一周忌など、節目以外の時期に納骨をしても問題ありません。
お墓が完成してから、開眼供養とあわせて納骨をすると良いでしょう。僧侶の都合を確認した上で、納骨する日を決めることが大切です。
お墓が完成するまでの間は、自宅に後飾り祭壇を設置して遺骨を保管しておくケースが多いです。
もし遺骨を自宅に置いておくことに気が引ける場合、納骨堂に仮納骨をさせてもらえる可能性があるため、納骨堂の利用を検討してみてください。
火葬を終えてからすぐに納骨をする場合、事前に準備を進めておく必要があります。
ここでは、火葬後すぐに納骨をする際に必要な準備の内容を紹介します。スムーズに納骨まで進められるよう、準備事項を把握しておきましょう。
火葬後すぐに納骨を行う場合、事前に家族や親族と相談しておくことが大切です。
親族によっては「まだ納骨をしたくない」と考えている人もいるでしょう。親族間で意見が分かれてしまう可能性があるため、しっかり話し合った上で了承を得ておく必要があります。
また葬儀から納骨までを一日で行うとなると、納骨をする分、時間がかかります。特に遠方に住んでいる親族は、交通手段や宿泊のスケジュールなども配慮しなければいけないため、早めに共有しておくのがおすすめです。
火葬後すぐに納骨をしたい場合は、事前にお墓を準備しておく必要があります。お墓を持っていない場合、亡くなってからお墓を購入するのでは、お墓の建設が間に合わず火葬後すぐに納骨ができません。
またすでにお墓を持っている場合は、墓地の管理者に希望する日時で納骨ができるかを確認しましょう。
永代供養墓や樹木葬で納骨をするのであれば、契約手続きを事前に行っておくとスムーズです。契約を結ぶタイミングで、受入証明書を取得しておきましょう。
火葬後すぐに納骨をすると決まった時点で、納骨先や石材店へ連絡を行う必要があります。
納骨する際は、事前に予約をしなければいけないケースが多いです。すぐに納骨できるのかを、納骨先に確認しておきましょう。
また納骨時は、墓石に戒名を刻んだり、納骨するスペースであるカロートの開閉をしたりしなければいけません。お墓の種類にもよりますが、カロートを自力で開けるのは難しいため、石材店に連絡をして、希望する日時で対応してもらえるかを確認しておく必要があります。
火葬後すぐに納骨する場合、葬儀・告別式と火葬を行った後で納骨を行わなければいけないため、ハードスケジュールになることがほとんどです。葬儀から納骨まで参列してくれる方にとっても負担であり、ひと息つく間もない可能性があります。
スケジュールに余裕を持たせたい場合は、火葬の時間を午前中になるよう調整してもらうのがおすすめです。
特に冬の時期は日没までの時間が短いため、日が昇っているうちに納骨できるようなスケジュールにすると良いでしょう。
葬儀社へ相談すると、納骨までの時間を配慮した予定で調整してくれる可能性があります。
納骨後に参列者と会食をしようと考えている場合は、食事をする場所を選び、予約しておくと良いでしょう。
納骨後の会食は行わなければいけないものではありませんが、参列して故人をしのんでくれた方に対するお礼として、会食の場を設けるケースが多いです。
ただし葬儀から納骨まで一日で行う場合は、長丁場となり参列者にとっても負担となる可能性があるでしょう。その場合は、会食なしで解散しても問題ありません。
なお会食の有無に関係なく、参列者には返礼品を用意する必要があります。
火葬後すぐに納骨を行う場合は、納骨式の準備をしておくことが大切です。葬儀から納骨式までの準備を一度にしなければならず慌ただしくなりますが、滞りなく故人を見送るためにも、準備するものを忘れないよう、確認しておきましょう。
納骨式に向けて準備するものは、以下の通りです。
納骨式で僧侶に渡すお布施の金額相場は、3万~5万円が一般的です。お布施とは別にお車代として、5千~1万円を包む場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
火葬から納骨式まで円滑に行うには、葬儀から火葬、納骨までの流れを確認し、把握してくことが大切です。
一般的な納骨式の流れは、以下の通りです。
新しく建てたお墓に初めて納骨する場合は、最初に開眼供養も加わります。
すでに納められていた遺骨でカロートがいっぱいの場合は、寺院や管理者へどうするべきかを確認しましょう。
火葬後すぐに納骨をしようと考えている場合、いくつか気を付けるべき点が存在します。
トラブルなく火葬から納骨まで進めるためにも、注意点を把握しておきましょう。
火葬後すぐに納骨する場合、一日のスケジュールは過密になることが予想されます。
事前に葬儀場から火葬場、火葬場から納骨先までの移動時間や火葬や各儀式にかかる時間を考慮して、スケジュールを詳細に決めておくことが大切です。
一般的に火葬は、1~2時間ほどかかります。すぐに終えられるものではないため、夕方に火葬を行うとなると、納骨が夜になる可能性もあり、注意が必要です。
また火葬場から納骨先まで距離がある場合は、マイクロバスやタクシーなどを事前に準備しておくとスムーズな移動が可能になるでしょう。
火葬後すぐの納骨を希望する場合、早めに僧侶へ連絡し、都合を確認しておく必要があります。納骨式ができる時間は限定的であり、僧侶も忙しいため予定を確保してもらわなければいけません。
特に、お盆や年末年始などは、お寺にとって繁忙期であり、都合によっては来てもらえない可能性もあります。
急なことではありますが、ギリギリに連絡するのではなく、できるだけ早めに連絡をするようにしましょう。
納骨式では、納骨式の前にお布施を渡すのが基本とされています。僧侶がお墓に到着したタイミングで「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しながら、忘れずにお布施を渡しましょう。
基本的にお布施は、袱紗に包んだ状態で納骨先まで持参します。水引のない白い封筒を用意して、表書きに「お布施」と記載してください。
またお車代が別途必要になる場合は、別の封筒に入れて渡すのが一般的です。
納骨式を執り行う時間にも気を付けなければいけません。火葬の時間が遅い場合、納骨式を行う時間が遅くなり、当日中の納骨ができない可能性もあります。
また冬は日没時間が早いため、早めに納骨式を行う必要があります。高齢の方が参列する場合は、足元の安全や気温の変化にも配慮して納骨できるようにしましょう。
もし日没時間が早い時期に、納骨式が16時以降になりそうであれば、スケジュールの調整を検討してみてください。
納骨をする時期は、法律で定められているわけではないため、基本的にいつ行っても問題ありません。お墓をすでに持っている場合は、火葬後すぐに納骨を行ってもよいでしょう。
火葬後すぐに納骨を行う場合、事前の準備やスケジュールの調整など、さまざまな用意をする必要があります。準備から納骨を終えるまで慌ただしくなりますが、故人をきちんと見送れるよう、滞りなく準備を進めることが大切です。
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