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納骨式を家族のみで行う方法|お坊さんなしの費用、香典マナー、服装まで徹底解説

更新:2025/07/31

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近年、葬儀や供養のあり方が多様化しており、故人のご遺骨を納める納骨式も例外ではありません。「親しい身内だけで故人をしのびたい」「形式にとらわれず、シンプルに見送りたい」といった理由から、ご家族のみで納骨式を行うケースが増えています。

しかし、いざ家族だけで執筆しようとすると「身内だけでも失礼に当たらないだろうか」「お坊さんを呼ばなくても問題ないのかな」など、さまざまな疑問や不安が浮かんでくるのではないでしょうか。

本記事では、家族のみで納骨式を執り行いたいと考えている方に向けて、準備から当日の流れ、気になる費用、服装や香典のマナーまで、あらゆる情報を解説します。ぜひ最後までお読みいただき、不安を解消して、故人との大切なひとときをお過ごしください。

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納骨式とは

納骨式とは、火葬後、ご遺骨をお墓や納骨堂などに納めるために行われる大切な儀式です。仏教では、四十九日の法要に合わせて行われるのが一般的ですが、決まった時期はなく、一周忌や三回忌、お盆やお彼岸などのタイミングで行われることもあります。

納骨式は、故人のご遺骨を然るべき場所へ納め、新たな安息の場所への移行を意味する儀式です。同時に、ご遺骨を手元から送り出すことで、遺された家族が心の区切りを付け、故人のご冥福を祈るための重要な意味合いも持っています。大切な故人を供養するための、遺族にとって欠かせない節目といえるでしょう。

納骨式を家族のみで行うのは問題ない?

結論からいうと、納骨式を家族のみで行うことは問題ありません。近年では、むしろ家族の意向を尊重した小規模な納骨式を選ぶ方が増えています。家族のみで行う納骨式には、以下のような多くのメリットがあります。

  • 故人とゆっくりお別れができる
  • 費用を抑えられる場合がある
  • 日程調整がしやすい
  • アットホームな雰囲気で行える

これらの理由から、家族のみの納骨式は現代のニーズに合った、心温まる供養の形として受け入れられています。

家族のみで行う場合の注意点・配慮すべきこと

家族のみで納骨式を行う際は、後々のトラブルを避けるためにも、いくつか注意しておきたい点があります。

まず、納骨式に呼ばない親族、特に年長者や本家といった方々へは、事前に連絡を入れましょう。故人を大切に思う気持ちは皆同じだからこそ、事前の相談が円滑な進行の鍵となります。

次に、どこまでの範囲を「家族のみ」とするのかを、明確にしておきましょう。事前に家族内で話し合って認識を合わせておくことで、「なぜ自分は呼ばれなかったのか」といった誤解や不満を防げます。

納骨式が終わった後は、呼ばなかった親族へ「滞りなく納骨式が済みました」と事後報告をしましょう。ハガキや電話で一報を入れるだけでも、丁寧な印象を与え、良好な関係を保つことにつながります。

家族のみで行う納骨式の準備と流れ

家族のみで納骨式を行うと決めたら、具体的に何から始めれば良いのでしょうか。ここでは、納骨式の日程決めから、必要な手続き、当日のおおまかな流れまでを、順を追って具体的に解説していきます。

納骨の時期

納骨を行う時期に、法律上の厳密な決まりはありません。仏教の慣習では、故人が亡くなってから49日目に行われる四十九日法要と同時に納骨式を執り行うのが一般的とされています。しかし、これはあくまで目安です。

家庭の事情や考え方に応じて、一周忌や三回忌といった年忌法要、あるいはお盆やお彼岸など、親族が集まりやすいタイミングで行っても問題ありません。また新たにお墓を建てる場合は、その完成時期に合わせて日程を組む必要があります。お墓の墓石や墓誌に故人の戒名などを彫刻する時間も考慮し、石材店とも相談しながら、余裕を持ったスケジュールで日程を決めましょう。

納骨式の事前準備

納骨式の日程が決まったら、当日までに以下の準備を計画的に進めましょう。やるべきことをリストアップし、漏れがないかを確認するのがおすすめです。

  • 関係各所への連絡・手配
    納骨先である寺院や霊園の管理者に連絡し、日程を調整します。石材店には、お墓の開閉や墓誌への彫刻を依頼しましょう。特に彫刻は数週間かかることもあるため、早めの連絡が肝心です。
  • 必要書類の準備
    納骨には「埋葬許可証(火葬許可証に火葬執行済の印があるもの)」が必要です。紛失しないよう、大切に保管してください。
  • 参列者への連絡と当日の準備
    家族間であっても、日時・場所・服装などを改めて正式に伝えます。お花や故人の好物といったお供え物も準備しましょう。必要に応じて、式後の会食の予約や、香典をいただいた際のお返し(引き物)も手配しておくとスムーズです。

納骨式当日の一般的な流れ

僧侶を招いて行う、一般的な納骨式の流れは以下の通りです。

  1. お墓の清掃
  2. お供え物の準備
  3. 僧侶による読経
  4. 納骨
  5. 参加者による焼香(または献花)
  6. 僧侶の法話(ある場合)
  7. 会食

これはあくまで一例であり、宗派や地域の慣習によって内容は異なります。

自分で納骨する場合の流れ・注意点

僧侶や石材店に依頼せず、家族だけで納骨を行うことも可能です。ただし、事前に墓地管理者に「自分たちで納骨を行いたい」と伝え、無断で行うことはやめましょう。

注意すべき点は、お墓の納骨室(カロート)の蓋の開閉です。石の蓋は非常に重く、大人でも動かすのが困難な上、壊してしまったりけがをしたりする危険が伴います。そのため、開閉作業は石材店に依頼するのが一般的です。

もし自分たちで行う場合は、蓋の隙間に布を当てて少しずつ動かすなど、細心の注意を払って作業してください。

またご遺骨の納め方(骨壷のまま納めるか、木綿の袋(サラシ)に移して土に還すかなど)は、地域の慣習や霊園の規則を確認しておきましょう。

家族のみの納骨式、お坊さんは呼ぶ? 呼ばない?

家族のみで納骨式を行う際に、多くの方が悩むのが「お坊さん(僧侶)を呼ぶべきか、呼ばないべきか」という点です。伝統的には僧侶に読経を依頼するのが一般的でしたが、近年では「お坊さんを呼ばない納骨式」という選択をする方も増えています。

ここでは、お坊さんを呼ばない納骨式が増えている背景から、その場合の具体的な進め方、メリットと注意点を詳しく解説します。

お坊さんを呼ばない納骨式が増えている背景

お坊さんを呼ばない納骨式が増えている背景には、時代の変化に伴う人々の価値観やライフスタイルの変化が大きく影響しています。
お坊さんを呼ばない主な理由として、僧侶へのお布施や御車代が不要となり、費用を抑えたいという経済的なニーズが挙げられます。また特定の宗教への信仰心にとらわれない、あるいは無宗教の方が増えたという価値観の多様化も大きな要因です。さらに厳格な儀式よりも、家族だけで故人との思い出を語り合う時間を大切にしたいという思いや、代々付き合いのある菩提寺がなく、僧侶の手配が難しいという現実的な事情も関係しています。

これらの要因が複合的に絡み合い、自由なスタイルの納骨式が選択肢として広まっています。

お坊さんを呼ばない場合の納骨式の進め方例

お坊さんを呼ばない納骨式には、決まった形式や式次第はありません。以下に、進め方の一例をご紹介します。

  1. お墓の前に集合・清掃・準備
  2. 黙祷
  3. 故人をしのぶ時間(音楽を静かに流したり、参列者一人ひとりが故人との思い出を語り合ったり、代表者が故人への感謝を綴った手紙を読み上げたりするなど)
  4. 献花
  5. 施主からの挨拶
  6. 会食

このように、ご家族の思いを反映した、自由な形で行うことができるのが特徴です。故人をしのぶ気持ちを大切に、心温まるセレモニーを計画しましょう。

お坊さんを呼ばない場合のメリット

お坊さんを呼ばずに納骨式を行うことには、いくつかの明確なメリットがあります。特に費用面や自由度の高さは、このスタイルが選ばれる大きな理由となっています。

一つ目のメリットは、僧侶に支払うお布施や御車代などが一切不要となり、費用を大幅に抑えられる点です。経済的な負担を軽減したい方にとっては、非常に大きな利点といえます。

次に、僧侶の都合を考慮する必要がないため、家族のスケジュールだけで自由に日時を決められる点も魅力です。

さらに、宗教的な儀式に縛られないため、故人の人柄や家族の思いを反映した、自由で心温まるお別れができるのもメリットです。例えば、故人が好きだった音楽を流すなど、形式にとらわれずアットホームな式を執り行えます。

お坊さんを呼ばない場合の注意点・デメリット

メリットの多い「お坊さんを呼ばない納骨式」ですが、いくつか注意すべき点やデメリットがあるので知っておきましょう。

代々お付き合いのある菩提寺の墓地に納骨する場合、事前に相談なく納骨式を行うと、お寺との関係が悪化する可能性があります。最悪の場合、納骨そのものを断られたり、お寺との関係を解消する「離檀」を求められたりするケースも考えられます。菩提寺がある場合は、事前に住職へ相談しましょう。

また親族の理解が得られない可能性もあります。事前に家族の意向を丁寧に説明し、理解を得ておくことが大切です。

判断に迷ったら、まずは菩提寺や葬儀社に相談してみましょう。

家族のみの納骨式における服装や香典、お供え物のマナー

家族のみで行う小規模な納骨式は、一般的な葬儀ほど厳格な決まりはありません。しかし、故人への敬意を示し、参列者が気持ちよく当日を過ごすためには、押さえておきたい基本的なマナーが存在します。ここでは、服装・香典・お供え物に関するマナーのポイントを、それぞれ分かりやすく解説します。

服装:基本は「平服(略喪服)」で問題なし

家族のみの納骨式では、施主側も参列する側も「平服(へいふく)」で参加するのが一般的です。平服とは、正喪服や準喪服よりも格式を抑えた略式の喪服を指し、普段着のことではありません。

男性は黒や紺、ダークグレーなどのダークスーツに白いワイシャツ、黒無地のネクタイを着用します。女性は黒や紺といった地味な色のワンピースやアンサンブル、スーツなどが適切です。

厳密な喪服ではなくても構いませんが、肌の露出が多い服装や、派手な色・柄の服、光沢のある素材は避けましょう。アクセサリーも結婚指輪や一連のパールネックレス程度にとどめるのがマナーです。事前に家族間で服装のトーンについて「略喪服で集まりましょう」などと声を掛け合い、統一感を出しておくと良いでしょう。

香典:不要とするケースが多い

ごく近しい家族・親族のみで行う納骨式では、参列者間の経済的な負担を考慮し、香典を辞退するケースが一般的です。施主側は、事前に日程などを連絡する際に「香典はご辞退申し上げます」と明確に伝えておくと、参列者側も悩まずに済み、スムーズです。納骨式の費用は施主が負担するか、参列者で分担するかなど、事前に家族内で話し合っておくと良いでしょう。

もし香典を用意する場合は、施主側の意向を確認した上で準備します。仏式の場合の表書きは、四十九日を過ぎている場合は「御仏前」と濃墨で記すのが一般的です。

金額の相場は、会食がない場合は5千~1万円、会食がある場合は食事代を上乗せして1万~3万円程度が目安です。ただし、香典を渡すことでかえって相手に香典返しの気遣いをさせてしまうため、辞退の申し出があった際はそれに従いましょう。

お供え物:量よりも気持ちが大切

お供え物も香典と同様、高価な品物である必要はありません。故人をしのぶ気持ちを込めて選ぶことが大切です。

具体的には、故人が生前好きだったお菓子や果物、お酒などが喜ばれるでしょう。日持ちのする個包装のお菓子や、季節の果物などもよく選ばれます。お花も定番のお供え物ですが、トゲのあるバラや香りの強過ぎるユリなどは避けるのが無難です。もちろん、故人が特に好きだった花であれば、お供えしても問題ありません。

なお、霊園や寺院によってはカラスなどの鳥獣被害を防ぐため、お供えした食べ物は持ち帰るのがルールとなっている場合が多いので、事前に確認しておきましょう。

家族のみの納骨式にかかる費用と抑えるポイント

ここでは、納骨式にかかる主な費用項目と、さらに出費を抑えるための具体的なポイントについて解説します。

主な費用項目

納骨式にかかる費用は、行う内容によって大きく変動します。主な費用項目は以下の通りです。

  • お墓の開閉・彫刻費用(石材店へ依頼) :数万~十数万円程度が目安
  • 僧侶へのお布施など :数万円~十数万円程度が相場
  • 納骨堂の使用料など:数万~数百万円程度が目安
  • お供え物代:数千円程度が目安
  • 会食費用(行う場合):一人当たり数千~1万円程度が相場
  • 引き物(返礼品)代:一人当たり数千円程度が目安

費用を抑えるための具体的なポイント

納骨式の費用をできるだけ抑えたい場合は、以下のポイントを検討してみましょう。

  • お坊さんを呼ばずに家族だけで行う
  • 会食を行わない、または簡素にする
  • 引き物(返礼品)を省略する
  • お供え物を華美にし過ぎない
  • 複数の石材店に見積もりを取る

これらのポイントを参考に、ご家族の予算や意向に合わせた納骨式の形を考えてみてください。

まとめ

近年、納骨式の形は多様化しており、家族のみで執り行うことは決して珍しいことではありません。親しい身内だけで、故人とゆっくりお別れができる温かい時間を持てる他、費用を抑えられるといったメリットもあります。お坊さんを呼ばずに、宗教色を排した自由な形式を選ぶことも可能です。

ただし、どのような形を選ぶにしても、故人を敬い、心を込めて供養するという本質は変わりません。また呼ばない親族への事前連絡や、服装などの基本的なマナーへの配慮は、後々のトラブルを避けるためにも重要です。

もし、納骨式の準備や進め方、お坊さんの手配などで具体的なお悩みや不安がございましたら、「小さいわが家のお葬式」へぜひご相談ください。ご家族の思いに寄り添った、さまざまな形の供養に関するご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。

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