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粉骨とは?メリット・デメリットや費用の目安、業者の選び方を解説

更新:2025/06/29

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故人を供養する際、遺骨を弔う一つの形として、粉骨があります。

遺骨を粉状にすることで、さまざまな弔いに対応することが可能です。しかし具体的にはなぜ粉骨をするのか、実際にどうやって粉骨するのか、疑問に思う方も多いでしょう。

この記事では、粉骨の目的やメリット、デメリットなど、多方面から詳しく解説します。粉骨を業者に依頼する場合、優良な粉骨業者を選ぶためのポイントにも触れるので、参考にしてください。

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粉骨とは

粉骨とは、遺骨をパウダー状に粉砕することです。

一般的な納骨であれば、墓地に骨壺をそのまま納めるスペースが確保されているため、粉骨を行う必要はありません。一方、現在では供養の方法が多様化しています。さまざまな供養方法に対応するため、必要に応じて粉骨することがあります。

粉骨に対して肯定的な人もいれば、否定的な感情を持つ人もいます。中には法に抵触するのではないかと心配になる方もいるかもしれませんが、粉骨は違法ではありません。

遺骨を粉骨する理由

遺骨を粉骨する理由は、弔い方によってさまざまです。ここでは粉骨を行う理由として、代表的なものを解説します。

散骨のため

弔いの方法に散骨を選択する場合、粉骨をする必要があります。

海や山などに散骨する場合は細かく砕き、骨であることが判別できないようにしなければなりません。散骨後に、骨の欠片を見つけた人の精神的負担にならないよう、配慮が求められます。

なお粉骨せずに散骨を実施してしまうと、刑法190条(死体損壊等罪)違反となる可能性があります。散骨の際は業者へ粉骨を依頼すると安心です。

手元供養のため

遺骨を手元に残して供養がしたい、アクセサリーに加工して身に着けておきたいなど、手元供養のために粉骨が必要なこともあります。

遺骨を自宅で保管して供養したくても、骨壺が大きいと、仏間のない家では存在感が出過ぎてしまうでしょう。粉骨すれば小さな骨壺に移せるため、コンパクトに安置したい人からも選ばれています。

分骨するため

分骨のために粉骨をするケースもみられます。

分骨とは、家族がそれぞれで思い思いに故人を供養したい場合に、遺骨を分けることです。分骨をするために粉骨が必要というわけではありませんが、遺骨を細かく粉骨した方が分けやすく、供養の選択肢も増えます。

粉骨のメリット

遺骨の扱いや供養の仕方によっては、粉骨でメリットを得られる場合があります。ここでは、粉骨のメリットを解説します。

コンパクトになる

粉骨をすると、遺骨そのままの状態よりも容量が3分の1程度に減ります。そのため、遺骨を入れる際、小さなサイズの骨壺を選ぶことも可能です。

骨壺が小さければ、手元供養で自宅に安置する際に、広いスペースがない場合でも問題ありません。安置場所の選択肢も増え、自由な供養が可能です。

加工がしやすい

粉骨した遺骨は、細かくなるため加工しやすいのがメリットです。手元供養でアクセサリーやプレートといった形で所持したい場合も、大きな遺骨に比べて封入がしやすくなります。

粉骨されていない状態でも加工は可能ですが、遺骨がパウダー状になっていることで、よりさまざまなアイテムに入れられるようになるでしょう。

清潔を保ちやすい

業者によって粉骨した遺骨は、清潔を保ちやすいのが特徴です。

そもそも遺骨は湿気に弱く、火葬後にそのまま保管してしまうとカビの心配があります。カビが生えてしまうと、自宅での対処が難しくなるため、事前の対応が重要です。

業者に粉骨を依頼すると、殺菌・乾燥されたパウダー状になって戻ってくるため、清潔に安置できます。

粉骨のデメリット

粉骨にはデメリットもあるため、注意が必要です。粉骨のデメリットについて解説します。

粉骨を良く思わない人もいる

遺骨を粉状にするということに対して、人によっては心理的な抵抗を感じるケースがあります。中には粉骨について詳しく知らず、粉骨は違法であると思っている人もいるかもしれません。

実際には粉骨は違法ではありません。しかし、身近に粉骨を良く思わない人がいる場合、気持ちを無視して粉骨することは避けた方が良いでしょう。

粉骨したら元には戻せない

当然ながら、遺骨を粉骨したら元には戻せません。本当に粉骨しても良いのか、よく考えてから行う必要があります。

また親族にも粉骨したい理由や必要性を伝え、了承を得てから実施する方が良いでしょう。ご家族も、ご親族も、納得のできる選択であることが大切です。

こぼれる可能性がある

分骨をすると骨が細かくなるため、何かのときにこぼれることが考えられます。例えば、分骨で他の骨壺に移す際にこぼれたり、地震などで安置した骨壺が倒れてこぼれたりすることが考えられるでしょう。

粉骨した遺骨はパウダー状になっているため、こぼれた際に全てを拾い集めて戻すことは難しく、減ってしまうこともあります。

遺骨を粉骨する方法

遺骨の粉骨は、次のいずれかの方法で行います。

自分で粉骨する

粉骨の作業そのものに特別な許可は必要なく、粉骨は自分でも実施できます。

自分で粉骨を行う場合、遺骨が乾燥している火葬直後が比較的やりやすいでしょう。方法にも決まりはありませんが、金づち等で大まかに砕き、すり鉢を使ってパウダー状にしていく方法がスタンダードです。粉骨に必要な機械やキットを、購入・レンタルできる場合もあります。

先述の通り、散骨する場合は遺骨を2ミリ以下にしなくてはならないため、時間も労力もかかるのが難点でしょう。

また自身での粉骨は、気持ちを整理しながら向き合って供養できる人もいれば、遺骨を粉砕することがつらいと感じる人もいます。少しでもつらいと感じてしまう場合は、自分の手で行わず業者に任せても良いかもしれません。

業者へ依頼する

専門の業者へ依頼し、粉骨してもらう方法もあります。

業者では、持ち込みや郵送で粉骨を受け付けています。詳細な粉骨の実施方法は業者によって異なり、預けて任せる、作業に立ち会えるなど、対応もさまざまです。

自身での粉骨が精神的につらい場合や、時間や人手がない場合は、専門業者へ任せると良いでしょう。カビが生えにくい清潔な状態で遺骨を受け取れるメリットもあります。

優良な粉骨業者を選ぶポイント

粉骨の業者もさまざまで、どこに頼めば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、優良な粉骨の業者を選ぶポイントを解説します。

粉骨専門業者であること

粉骨を依頼するなら、粉骨の専門業者を選ぶのがおすすめです。

粉骨に関わる業者の中には、粉骨だけ行っている、粉骨と散骨を行っているなど、ご供養専門の業者があります。こうした業者は粉骨や骨に関する知識が豊富で、依頼するにも安心です。

一方、仲介だけをしている業者に頼んでしまうと、仲介料などがかかって価格が高くなるケースがあります。

社名や住所が明記されていること

信頼性を判断するには、Webサイトやパンフレットに会社名、住所、連絡先などが正しく明記されているかも確認するようにしましょう。

とりわけインターネットでサービスや商品を販売する場合は、特定商取引法(特商法)に基づき、会社情報が公開されている必要があります。情報の明示がない企業は避けた方が良いでしょう。

立ち会いができること

「自分では粉骨できないけれど作業を見守りたい」という場合は、立ち会いができる業者を選びましょう。

また立ち会いを拒否する業者は、顧客に見せられないような作業場、あるいは作業工程で粉骨を実施している可能性もあります。怪しいと感じた場合は話を進めず、別の業者を検討するのがおすすめです。

費用が明瞭であること

何にいくらかかるのか、料金が明確で分かりやすい業者を選びましょう。

Webサイトや見積もりに「1万円~」のような書き方をしている業者では、実際にいくらかかるのか分かりにくいのが難点です。リーズナブルだと思っても、追加料金がかかって高額になることもあるため、明瞭な業者を選ぶ必要があります。

機械や用具の手入れが行き届いていること

使用する機械、用具の手入れが行き届いていることは、遺骨を扱う業者として非常に重要なポイントです。

まして粉骨の場合、手入れや清掃が不十分だと、他の方の遺骨が混ざってしまう可能性もあります。業者選びの際は、1回ごとにしっかり機械や用具が清掃されているかを確認すると良いでしょう。

強引なセールスがないこと

まれに手元供養のグッズや仏具などを販売している業者で、粉骨以外の商品を強引に売り込んでくる業者もいます。

もちろん、粉骨の後に仏具やアクセサリーへの封入などを検討している場合は、参考になることもあるでしょう。しかし基本的には、こちらから聞いていない商品の説明を強引にしてくる業者は避けた方が無難です。

対応が丁寧であること

対応が丁寧であるかどうかは、粉骨業者選びで大切なポイントです。まずは問い合わせに対して丁寧に対応してくれるかどうかを確認しておきましょう。

また店舗が近くにある場合は実際に行ってみて、安心して任せられるかを見てくるのもおすすめです。対応の的確さの他に、気持ちに寄り添ってもらえるかどうかにも注目してください。

粉骨にかかる費用の目安

粉骨にかかる費用の目安は、一般的に、骨壺のサイズによって変わります。骨壺サイズごとに、おおよその金額は以下の通りです。

骨壺サイズ

金額

3寸程度(一般的なサイズ)

1万円前後

※自然葬に対応する場合は1.5万円~

6~7寸以上(大きめ)

2万円以上

粉骨の方法もさまざまで、刃物を使わない手作業による粉骨は、一般的な粉骨よりもやや高額になると考えておきましょう。

粉骨の後、海洋散骨や里山散骨などの自然葬を考えている場合、より細かく粉骨する必要があるため対応している業者が限られます。費用も通常の粉骨よりもやや高めです。

また長期間お墓に納められていた遺骨を粉骨する場合は、湿気や異物を取り除く作業が必要になるため、追加で料金がかかります。

まとめ

粉骨をすると、遺骨の供養方法に幅を持たせることができます。自分で粉骨をしても良いですが、業者に依頼して粉骨してもらえば、手間がかからないだけではなく、清潔でコンパクトに保管できるようになるためおすすめです。

小さいわが家のお葬式」では、故人の大切な遺骨を丁寧に粉骨いたします。供養のプロが遺骨をお預かりし、専門的な技術で粉骨の作業を行うため、最後まで安心してお任せいただくことができます。粉骨のみ、またご希望に応じて自然葬(散骨)、手元供養に必要な手元供養品のご用意も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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