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直葬の場合も戒名は必要?授かり方や費用、注意点を徹底解説

更新:2025/07/30

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僧侶から戒名を授けてもらう際には、お礼として一定の金額を包む必要があります。直葬でなるべく費用を抑えて故人を弔いたいと考えている方の中には、戒名なしで進めたい方もいるでしょう。直葬の場合、戒名が必要な場合と必要ではない場合があります。

本記事では、直葬の場合でも戒名は必要かどうかや、戒名の授かり方、費用などについて詳しくご紹介します。故人の供養方法についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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直葬で戒名は必要?

結論から述べると、直葬を行う際に戒名を授かることは必須ではありません。戒名を授からずに故人を送り出す方も一定数います。しかし場合によっては、直葬でも戒名が必要になるケースがあるため注意しましょう。ここからは、戒名が必要なケースと不要なケースそれぞれについてご紹介します。

戒名が必要なケース

直葬でも戒名が必要なのは、菩提寺(ぼだいじ)に納骨する場合です。菩提寺は、先祖代々のお墓があるお寺を指します。また葬儀や法要の際には、菩提寺に供養をお願いすることが一般的です。戒名がない場合、菩提寺のお墓に納骨できない可能性があるため注意しましょう。

また初七日や四十九日、一周忌といった法要を執り行いたい場合も、基本的には戒名が必要です。戒名がないと仏門に入ったと見なされず、仏教の方式での法要が行えない可能性があります。

戒名が不要なケース

直葬で戒名する必要がないのは、市区町村が管理している墓地や霊園、宗教不問の永代供養墓などに納骨する場合です。無宗教のお墓に入る場合は、戒名を授かる必要はありません。

直葬・戒名に関する基礎知識

ここからは、直葬や戒名の基礎知識をご紹介します。故人を送り出す際に必要な知識となるため、しっかり理解しておきましょう。

直葬とは

直葬とは、通夜や告別式といった儀式を執り行わず、直接火葬場でお別れをする葬儀形式です。故人とお別れする方法の中でも非常にシンプルで、基本的には宗教的な儀式を伴いません。

儀式のための式場や祭壇などを手配する必要がないため、費用を安く抑えられるのがメリットです。一方で、火葬に立ち会えない場合、故人とお別れの時間を取れないという注意点もあります。

戒名とは

戒名とは、故人に付ける新たな名前です。故人が仏の弟子になった証拠として、僧侶に授けられます。本来、戒名は出家した僧侶に与えられていたものですが、現代では故人が迷いなく極楽浄土にたどり着けるように授けられることが一般的です。宗派によって呼び方が異なり、日蓮宗では「法号」、浄土真宗では「法名」と呼ばれています。

戒名には、故人の人柄や趣味、職業などにつながる文字が使用されることが多いです。また故人の生前の行いや信心深さ、お布施の額などによって、4つのランク(位号)に分類されます。一般的な戒名のランクを高い順に紹介すると、以下の通りです。

  • 院居士・院大姉
  • 院信士・院信女
  • 居士・大姉
  • 信士・信女

なお、戒名にはいくつかルールがあり、同じお墓に入っている先祖に比べて高いランクの戒名を授かることはできません。また同じお墓に入る夫婦は、二人の戒名のランクをそろえる必要があります。

故人への敬意や弔う気持ちを表すためのものが戒名であり、直葬のような宗教的な儀式をしない場合でも、遺族の希望があれば授かることが可能です。

直葬で戒名を授かる際の流れ

直葬で戒名を授かりたい場合は、菩提寺があるかどうかでお願いする流れが変わります。ここからは、菩提寺がある場合とない場合に分けて詳細をご紹介します。

なお、菩提寺があるどうかや、自身の家がどの宗派なのかが分からない場合は、あらかじめ家族や親戚に確認しておきましょう。

菩提寺がある場合

直葬は宗教的な儀式を執り行わない葬儀形式であり、菩提寺に断りを入れずに進めることは失礼に当たるとされています。そのため、お寺によっては直葬が認められていません。菩提寺がある場合で直葬を行いたいときは、菩提寺に事前の確認・相談をしましょう。

もし直葬の許可を得られた場合は、そのタイミングで戒名を授けてもらえるかを確認するのがおすすめです。また火葬場で、菩提寺の住職に簡易的な読経をしてもらえるケースもあります。

菩提寺がない場合

菩提寺がなく、市区町村が管理している墓地や霊園に納骨する場合で戒名を授かりたい場合、まずは葬儀社に相談しましょう。自身の宗派や希望などに合った寺院や僧侶を紹介してもらえる場合があります。

他にも、戒名を授けてもらえるインターネットサービスもあります。Webサイト上で必要事項を記入し申し込むだけで、手軽かつ低コストで戒名を授けてもらうことが可能です。

さらに生前に自身で戒名を付ける方法もあります。自身の納得のいく戒名を付けられる他、費用がかからないという点がメリットです。一方で、戒名にはさまざまなルールがあるため、ある程度の知識を得ておかなければなりません。

戒名を授かるのにかかる費用

戒名を授かるためには、戒名料が必要です。戒名料の相場は、10万~100万円以上と幅広く、戒名のランクや宗派、地域などによっても異なります。以下に費用相場の一覧をまとめたので、参考にしてみてください。

 

院居士・院大姉

院信士・院信女

居士・大姉

信士・信女

浄土宗

70万円以上

50万~60万円

30万~40万円

浄土真宗

50万円以上

20万円以上

真言宗

100万円以上

80万円以上

50万~70万円

30万~50万円

曹洞宗

100万円以上

100万円以上

50万~70万円

30万円以上

天台宗

100万円以上

80万円以上

50万~70万円

30万~50万円

日蓮宗

100万円以上

30万~50万円

臨済宗

100万円以上

50万~80万円

30万~50万円

上記はあくまでも費用相場となるため、実際の料金については戒名を授かるお寺に問い合わせましょう。

なお、戒名を授けてもらえるインターネットサービスを利用する場合は、数万円で収まるケースが多いです。事前に複数のサービスの費用を比較検討して、予算や希望に合ったところに依頼するのが良いでしょう。

戒名料を渡す際のポイント

戒名料を渡すタイミングには、決まりがありません。一般的には、僧侶と打ち合わせをした際にお布施として渡すことが多いです。また戒名のみを授けてもらう場合は、お寺に挨拶に伺うときに渡す流れでも問題ありません。

戒名料は、筆ペンや薄墨で「お布施」と書いた封筒に入れます。使用する封筒には、無地の白封筒もしくは和紙の一種である奉書紙を選んでください。封筒を使う場合は、中袋に現金を表向きに入れて、外袋で包んでから水引を付けます。水引は銀色か黒・白の二色のものを使用するのが一般的です。奉書紙を使う場合は、現金を半紙で包んでその上から奉書紙で包みましょう。なお、封筒や奉書紙に入れる現金は、新札でも問題ありません。

戒名料を持ち運ぶ際には、袱紗に包みます。僧侶に戒名料を渡すタイミングで袱紗から封筒を取り出してください。袱紗をたたんでから、その上に封筒を置いて渡しましょう。

直葬・戒名に関するよくある質問

ここからは、直葬や戒名に関するよくある質問をご紹介します。直葬を行ったり戒名を授かったりする予定のある方は把握しておきましょう。

葬儀後に戒名を授けてもらえる?

戒名を授からずに直葬や葬儀を執り行ったものの、後になってから戒名を授かっておけばよかったと感じる遺族もいるようです。そのような場合、直葬や葬儀後であったとしても、戒名を授けてもらえます。

菩提寺がある場合には菩提寺の住職に相談をし、菩提寺がない場合には最寄りのお寺に確認をしてみましょう。

戒名を授からないデメリットは?

戒名を授からない場合、いくつかのデメリットがあります。

先述した通り、戒名がなければ葬儀や初七日、四十九日といった法要を行えないケースが多いです。また菩提寺がある場合、お寺によってはお墓に納骨できません。さらに位牌に戒名を記入できないので、本来戒名が入る位牌の表面には俗名が入ります。

戒名を授からないという選択肢は、比較的新しい考え方です。戒名を授かることが当たり前だと考える家族や親族からは、反対されてしまうかもしれません。家族や親族の関係性が悪くならないよう、なぜ戒名を授からない方針なのか理由や背景をしっかりと伝えるようにしましょう。

これらのデメリットを把握した上で、戒名なしでも問題ないかをしっかりと検討してください。

戒名を授からずに納骨したい場合は?

繰り返しになりますが、菩提寺がある場合は戒名なしではお墓に納骨できない可能性が高いです。どうしても戒名を授かりたくない場合は、菩提寺の住職に説明をして納得を得る必要があります。

菩提寺がない場合は、宗派にこだわらない霊園や墓地を選びましょう。

お布施の封筒の書き方は?

戒名料を包む封筒には、いくつかの文字を書き入れなければなりません。封筒の書き方は、中袋があるかどうかで異なります。詳細は以下の通りです。

 

封筒の書き方

中袋がある場合

  • 中袋の表面:封筒に包んだ金額を旧字体で記載
  • 中袋の裏面:左下に自身の住所と氏名を記載
  • 外袋の表面:「お布施」と記載し、その下に自身の氏名もしくは「〇〇家」と記載
  • 外袋の裏面:何も記載しない

中袋がない場合

  • 外袋の表面:「お布施」と記載し、その下に自身の氏名もしくは「〇〇家」と記載
  • 外袋の裏面:右側に封筒に包んだ金額を旧字体で記載。左下に自身の住所と氏名を記載

まとめ

直葬を選ぶ場合でも、場合によっては戒名を授かる必要があります。特に菩提寺がある場合や、四十九日・一周忌などの法要を執り行いたい場合は、戒名なしでも問題ないかをお寺に確認しましょう。

戒名を授かる場合は一定の費用がかかりますが、インターネットサービスを利用したり自身で戒名を付けたりすることでコストを抑えることもできます。故人への敬意や、家族・親族の考え方、宗教観などを踏まえた上で故人を弔いましょう。

小さいわが家のお葬式」なら、さまざまな葬儀プランをご用意しています。火葬式・直葬プランもあり、費用を抑えつつ故人を送り出すことができます。また、宗派や戒名の希望などをヒアリングした上で、適したお寺の紹介も可能です。

直葬を希望している方や葬儀方式を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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