記事監修・作成:小さいわが家のお葬式(株式会社SEC)
収骨は、火葬の後に遺骨を骨壺に納める大切な儀式です。基本的には葬儀社や火葬場のスタッフから手順などを教えてもらえるため、心配ありません。しかし初めて収骨を行う方は、事前に方法やマナーについて理解しておくことで、実際に行う際に落ち着いて臨めるでしょう。
本記事では、収骨について知りたい方に向けて、収骨とは何か、手順やマナー、地域による違いなどを解説します。これから収骨をする可能性のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
「小さいわが家のお葬式」では、対象の施設をご利用の場合、すべてのプランで安置日数無制限で、安置料・ドライアイス料が無料。日延べの追加料金が発生しません。比較検討時の基準とすることをおすすめしています。 近年のドライアイスの原価高騰により葬儀社各社のプランの基本料金が値上げ傾向となっています。
また、プラン内容の見直しも行われいます。追加料金がかかるか否かは、各葬儀社によりことなります。
制限を設けている葬儀プランでは、既定の日数を超えると、1日ごとに10,000円~20,000円の追加料金が加算されてしまいます。
《参考情報》
ドライアイスを20~30%以上値上げ
ドライアイス価格高騰により値上げを致します。
生前相談で
割引適応!
前述の通り、収骨とは、火葬後に故人の遺骨を骨壺の中に納めることを指し、日本では宗教や宗派にかかわらず行われる儀式です。収骨は故人と近しい親族のみが行うのが一般的ですが、地域や遺族の意向などによって、親族以外の方も収骨を行うケースもあります。
遺骨を拾うときは、竹でできた箸1本と白木でできた箸1本を1膳とした骨上げ箸(御骨箸)を使いますが、地域によっては通常の箸を使用する場合もあります。
収骨に関連する言葉として、収骨の他に「拾骨(しゅうこつ)」や「骨上げ(こつあげ)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。収骨とこれらの言葉の意味の違いとしては、収骨は骨壺に遺骨を納めてから風呂敷で包むまでの流れを指す言葉であるのに対し、拾骨は骨を拾うこと自体を指す言葉です。また骨上げは他の言葉よりも口語的な表現で、「お骨拾い」とも呼ばれます。
地域や場面によって使われる言葉が異なる場合もありますが、指し示す儀式の内容には本質的な違いはありません。
収骨の手順は葬儀社や火葬場のスタッフの方が教えてくれるため、基本的には心配はありません。しかし、収骨を経験したことがない方にとっては、事前に流れを把握しておくことで、実際に収骨を行うときに慌てることなく対応できるでしょう。
ここでは火葬から収骨までの基本的な流れについて解説します。
火葬には1時間ほどかかるため、故人の遺体を火葬炉へ入れた後、参列者は別室で待機します。火葬が終わると、葬儀社や火葬場のスタッフから案内があるため、全員で収骨室へ移動します。
収骨の直前にお手洗いに行くと、他の参列者を待たせる可能性があるため、時間を確認しつつ、事前に済ませておくのがおすすめです。
お骨の取り違いがないことを証明するために、葬儀社や火葬場のスタッフによる案内に従い、火葬時と同じ火葬炉からお骨が出て来たことの確認が必要です。お骨の確認は、喪主や遺族の数名が代表として行うことが多いですが、参列者全員で確認することもあります。
その後、喪主は骨壺を持って遺骨の頭側に立ち、故人と近しい親族から順に足先に向かって収骨台を囲みます。
参列者が収骨台を囲んだら、続いて収骨です。火葬場の用意する骨上げ箸を使って、2人1組で遺骨を骨壺へ納めます。喪主や遺族など生前に故人と関係の近い方から順に行い、お骨を箸で骨壺に納めたら、箸を次の組の方に渡し、参列者全員が収骨できるようにします。
お骨は足から頭に向かって納めるのが基本です。収骨では全ての遺骨を参列者だけで納めるわけではなく、参列者が全員1回ずつ収骨を行ったら、その後は火葬場のスタッフが残りのお骨を納めます。
体や頭のお骨を骨壺へ納めたら、最後に喪主が喉仏の骨を収骨します。喉仏は第二頸椎と呼ばれる骨のことで、仏様が座禅を組む姿に似た形をしているため、最後に収骨します。
全てのお骨を骨壺に納めたら、火葬場のスタッフが骨壺を骨箱に入れ、錦袋(きんたい)をかけて、喪主が骨壺を受け取ったら収骨は終了です。このとき「埋葬許可証」も併せて受け取りましょう。埋葬許可証がないと遺骨を埋葬できないため、大切に保管しておきます。
火葬の時点で「複数のお墓に納骨したい」「一部の遺骨を手元に置いて手元供養をしたい」という希望がある方は、葬儀社に相談しておくと、分骨用の骨壺の準備などを進めてくれるため、分骨をスムーズに進められます。また火葬場で分骨する場合は、お墓に納骨する際に必要な「分骨証明書」を必ず発行してもらいましょう。
もし、すでに納骨されている遺骨を分骨するには、墓地や霊園の管理者に連絡して分骨証明書の発行をお願いし、遺骨を分ける日程を決定します。分骨当日は、開眼供養の後、お墓からお骨を取り出して分骨し、各分骨先で供養をします。
収骨に関して、主に2つの注意点があります。
一つ目は、無理に収骨に参列する必要はないということです。もし故人が亡くなったことに対して、まだ心の整理がついていないのであれば、収骨を辞退しても問題ありません。ご自身が故人の親族なのであれば喪主に辞退したい旨を伝え、喪主なら葬儀社に伝えれば、火葬場のスタッフに収骨を依頼することもできます。
二つ目は、地域やお寺によって収骨の方法が異なることです。例えば、全てのお骨を骨壺に納めるのではなく、喉仏などの一部のお骨しか納めないケースもあれば、大きな骨壺と小さな骨壺に分けてお骨を納めるところもあります。
収骨は、喪主や親族が故人のお骨を骨壺に納める大切な儀式です。事前に葬儀社や火葬場のスタッフから手順の説明があるため、基本的には心配ありません。もし、収骨を任せたい、辞退したいという気持ちがあるなら、葬儀社に相談すれば臨機応変に対応してくれます。
葬儀を執り行うという機会は人生の中でも少ないため、どのように進めるべきかお悩みの方も多いかもしれません。「小さいわが家のお葬式」では、葬儀に関するご相談を24時間356日いつでも受け付けています。葬儀についてお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
資料請求やお問合せは
メールフォームをご利用下さい。
お急ぎの方はお電話から
記事のカテゴリー
お急ぎの方は今すぐお電話ください。
生前相談で割引適応!